医療施設へと見学に行くことの重要性

いくら求人情報や医療施設のホームページとにらめっこをしていても、そこがブラック病院であるかどうかを判断することはできないでしょう。
よほど顕著にそれが出ていれば別ですが、ブラックな医療施設はその事実を巧妙に隠すことを徹底しています。
転職経験の浅い人物では、いくら優秀な医師であっても病院の体質まで見極めることは難しいのです。

実際に足を運んでみましょう。
応募を迷っている医療施設があれば見学の申し出をし、自分の目で確かめることが重要です。
見学をせずにブラックかホワイトかを判断する見分け方は存在しないとすら思っておかなければいけません。

優良施設であれば、院内が非常に清潔に保たれているはずです。
壁紙やポスターの剥がれすらも放置はしないでしょう。
作動していない自動販売機がある、売り切れの飲み物が多数ある、売店の品揃えが悪い、患者から見えるところに資料やファイル等が乱雑に置かれているなどしたら、そこで働くのは非常に危険。
他にも、椅子に破れがある、切れている電球や蛍光灯がある、トイレの清掃が行き届いていないなどの特徴を持つ医療施設も、同様にブラックである可能性が高まります。

こうした見分け方は、実際に病院等に足を運ぶからこそできること。
いくつもの施設に行くのは手間も時間もかかりますが、ブラック病院への転職を避けるためには必要不可欠な作業となるでしょう。

担当者以外の人とも接し雰囲気を確認

病院やクリニックへと見学に行く際には、必ず担当者に案内をしてもらうことになります。
しかし、その人と接しただけでは、その病院のわずかな部分しか見えてはこないでしょう。
他の医師や看護師とも接し、可能であれば患者とも接触し、その雰囲気等を掴んでおかなければいけません。

他の医師や看護師などが患者のいる前で笑顔で丁寧に対応しているか、患者の前を横切ったりするなどし患者のスムーズな動きを妨げていないか、常に早足で移動していることがないか、売店や食堂の職員の態度に問題はないか、重要な話題や個人的な情報を患者のいる前で話したりはしていないか、こうしたところをチェックしてみると、その医療施設の体質や雰囲気などがわかるはず。

笑顔がない、疲れた様子が見える、医療従事者が自身を優先した動きをしている、常に急いでいる、患者の前で見せるべきではない態度を見せているなどする場合には、やはりブラックの可能性を考えなければいけません。
患者にもあまり笑顔がないようであれば、それはそこで働く医療従事者の態度や診療などに問題があると考えられます。
ただ設備や症例を確認するだけの見学ではなく、働く価値の高い医療施設かどうかの確認をするよう心がけましょう。
その見極めができなければ、転職を成功させることはできないのです。